
出していろいろな人と繋がるイベントを開催
別府市内のこどもの居場所を支援する団体らが参加して「こどもみらいフォーラムべっぷ」が3日午前11時から、市公会堂で開催された。実行委員会(みんなの教室、わくわくキッチン子ども食堂、ADVANCE)主催。
学校や家庭以外にも、子どもたちの居場所は多様化し、それを支援する大人も多様化している。新たな出会いの場として、様々な活動をしている団体を知るきっかけとして、「未来の絆づくり」の場となることを目指して、初めて開催した。
開会式で、主催団体を代表して、中村悟わくわくキッチン子ども食堂代表が「以前、みんなの教室の高部代表が支援する制度や団体はいっぱいあっても、つながっていない、知らないで苦労している人がいて、もったいないという話をしていて、企画しました。居場所=建物と思うかもしれませんが、信頼できる人、受け入れてくれる人がいる場所がその子の居場所になると思います。今支援を必要としていなくても、もしもの時につながれるような機会になればと思います」とあいさつ。
はじめに「わたしたちからのメッセージ」として、にじいろイラストレーター「こっちゃん」と学校に通わない時代を過ごした経験を持つ舩石萬寿さん(放送大学教養学部3年)が登壇。こっちゃんは病気のことが理解されずに苦しんだことなどを率直に話し「誰かの心に虹をかけ続けていける存在になりたい」と語った。舩石さんは小学生の頃に担任の先生とうまくいかず不登校に。でも、学校への憧れもあり、「家という帰ってよい場所があったのがありがたかった」と振り返った。
また、「子どもの居場所づくりについて」をテーマに、8団体の関係者がパネリストとなりパネルディスカッションを行った。
子どもの居場所ブースでは、教育委員会や基幹相談支援センター、子ども食堂、フリースクール、子育て支援センターなど、子どもたちに関わる様々な活動をしている団体や障がい者アートなどのブースが並び、ゲームをしたりして楽しい時間を過ごした。