
救急車の適正利用を呼びかけた
別府市消防本部は「救急医療週間」(7日から13日まで)の行事として「救急車適正利用に関する街頭啓発活動」を7日午前10時、ゆめタウン別府1~3階のエスカレーター乗り場前で行った。別府市消防本部から浜崎仁孝消防長ら4人、別府市消防団女性分団4人、別府市4人、ミス別府の黒田知里さんの計13人が参加した。
来店者に「救急車の適正利用をお願いします」「救急車を呼ぶか迷ったら、ここに相談を」と呼びかけながら、ティッシュ3千個を約1時間で配布した。
後藤英明警防課長が「これまで6600件で推移していましたが、コロナの流行期から毎年増加傾向で、昨年は過去最高の8887件、今年は同時期と比べ減少していますが、高水準を保っています。入院加療を要しない軽症者が全体の約44%。救急隊到着時に不搬送となる案件が1200件あり、比率としてはかなり高い。この方々の比率が減れば、救急車が必要な方にしっかりと救急車が行く」
「救急車の適正利用は、救急車を呼ぶか迷ったときに一度確認してから、ご自身が病院の診療時間に行けることが一つのやり方。もう一つは、本当に悪いときは即時、救急車を呼ぶということも救急車の適正利用となります」
「判断に迷ったときは、15歳以上の大人は今年7月から始まった『#7119』に電話、15歳未満の子どもの場合は『#8000』に問い合わせて、救急車を呼ぶか病院を選んでもらうか選択してもらえればと思います」と話している。