別府市議会の予算決算特別委員会(森山義治委員長)は、12日午前10時から本会議場で委員会を再開し、個別審査の1日目を行い、4氏が質問を行った。
日名子敦子氏(自民新政会)は、企業誘致推進に要する経費について、交付金の実績を質問。
市原祐一産業政策課長が「4社に合わせて511万1千円。今も市内で事業を継続している」と答えた。
日名子氏は「選んでもらうための戦略は」と重ねて質問。日置伸夫観光・産業部長が「多くの企業に進出してもらうために、誘致に努めている」などと答えた。
他にも、南部振興や備蓄品の管理状況などについても質問をした。
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美馬恭子氏(日本共産党)は、病児保育の現状を質問。
穴見雄一子育て支援課長が「病児保育施設は2施設。年間利用者約1800人。開設日数約300日。事業者は、連携医療機関を定めて実施している」と答えた。
美馬氏は「施設数は増えていないが、利用者数は多くなっている。子どもを預けて仕事に行かないといけない状況がある。安心して預けられるようにしてほしい」と要望した。他にも、農産物域内循環促進などについても質問をした。
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泉武弘氏(弱い立場の人に政治の光を)は、令和6年度の地方消費税交付金など消費税が原資になっている金額が約59億円とし「消費税は、社会保障に使うと使途が限定されている。消費税を減額、廃止した場合、独自の予算編成が出来るのか」と質問。
安部政信企画戦略部長は「地方財政対策の内容が示されないと影響を判断するのは難しい」としながらも「代替財源がないまま進められると、影響はあると思う」と答えた。
他にも、ウェルネス事業やごみ収集に要する経費などについても質問をした。
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穴井宏二氏(公明党)は、体育施設の空調整備について「5億3千万円の決算になっているが、委託料の内容は」と質問。
森本悦子教育部次長兼教育政策課長が「設計費、工事費、工事管理費」と説明。
穴井氏は効果についても質問。森本次長が「熱中症リスクが軽減され、体調管理がしやすいだけではなく、授業や部活動に集中できるとの声をもらっている。災害時の不安を払拭し安全安心な町づくりに非常に重要な役割を果たすものと思っている」と答えた。