別府市の令和7年度お盆入込速報値

多くの人が別府観光を楽しんだ
(写真は13日海地獄で)

 別府市は17日、2025年度お盆(8月9日~17日)の入込調査の速報値を発表した。日並びはよかったものの、猛暑や不安定な天候の影響で観光施設の入場客数は前年を下回った。一方で宿泊客数は大型イベントの影響もあり前年を上回った。
 観光施設は、九州自然動物公園アフリカンサファリ、別府ロープウェイ、城島高原パーク、高崎山自然動物園、ハーモニーランド、スギノイパレス、べっぷ地獄めぐり、うみたまご、別府ケーブルラクテンチ、アクアビート、地獄蒸し工房鉄輪、地獄温泉ミュージアムの12施設の利用状況を調査。入場客数は、21万5501人で、前年同期比9・5%減。天候に恵まれない日が多かったことから、屋外施設の入場客数が伸び悩んだ。
 交通機関は、高速道路での乗降車数は14万6600台(前年同期比0・6%増)。船舶(さんふらわあ、宇和島運輸)は降客数1万2637人(同19・9%増)、降車数4681台(同20・9%増)となった。
 宿泊施設(36施設)では、大型イベントの影響で、最終日まで高い稼働率となり、7万4628人で、前年同期と比べて12・5%増。地域別では、北浜・中央地区3万4762人(同4・8%増)、堀田・観海寺地区2万4942人(同36・3%増)、鉄輪・明礬地区5589人(同6・4%減)、その他地区9335人(同4・9%増)だった。