APUで秋の卒業式479人が巣立つ

博士号の学生に博士のガウンが授与された

 立命館アジア太平洋大学(米山裕学長、APU)は、2025秋学位授与式を19日正午、APUミレニアムホールで開催した。
 学部では、アジア太平洋学部(APS)177人(うち外国人留学生113人)、国際経営学部(APM)244人(同197人)。大学院では、アジア太平洋研究科博士前期課程(GSAM)35人(同34人)、同後期課程(GSAD)2人(同1人)、経営管理研究科修士課程(GSM)21人(同20人)、計479人(同365人)が卒業を迎えた。
 米山学長が「今日の世界は前例のない課題に直面しています。APUで皆さんは、国際関係、ビジネス、サステナビリティなどを学ぶだけではなく、それを実践してきました。言語の壁を乗り越え、6カ国から集まったチームメイトとのグループプロジェクトで対立を解決し、多様な人々が互いに尊重し合いながら協力しあうことで解決策が生まれることを学びました。皆さんがこれから素晴らしい影響を各方面に与えていくのを楽しみにしています」と式辞。
 学部を代表して、安藤百福賞を受賞したフェリシア・アンジェリカ・ハートノさん(インドネシア出身)が「小さな一歩でも心を込めれば変化を生み出すことができると、この賞を受けることで思い出すことが出来ました。それぞれの道を歩むことになっても、振り返って微笑める日が訪れることを願っています。どこへ行こうとも、誇れる何かを築いていけますように」。
 ルスタム・アブドゥカユウムさん(タジキスタン出身)が「これまでの自身の歩みを振り返ると、ゆるぎない忍耐と学問への献身が、私にとって良い思い出となっています。私たち一人ひとりが独自の道と経験をすでに有していましたが、私たちを結びつけたのは学問的成長と自己研鑽への強い意志でした。APUでの時間は、単に知識を得るためだけではなく、相互に結びついた世界で積極的な変革の担い手となるための学びであったことを忘れないようにしましょう」とそれぞれあいさつ。
 式終了後、キャップトスをしてお互いの新たな旅立ちを祝った。