
浜川さん(左から2人目)
令和7年度行政相談委員総務大臣表彰を受賞した、浜川和久さん(73)が2日午前10時、岩田弘副市長に報告を行った。
総務大臣が委嘱する行政相談員は、定例相談所や特設相談所を開設して、国の行政などに関する相談を受け付けている。表彰は、長く行政相談員を務め、顕著な功績のある人に贈られるもので、全国で99人が受賞し、大分県からは浜川さんのみ。
浜川さんは、別府市職員として長年勤め、平成24年3月に退職。同27年から行政相談員として活動をしている。市男女共同参画センターで毎月第3水曜日に定例相談会を行う一方で、別府市には多くの外国人留学生がいることから、立命館アジア太平洋大学での特設相談所を2年に1度開設することを提案し、大分行政監視行政相談センターと一緒に取り組んでいる。
浜川さんは「思いもよらぬ賞をいただき、ありがたく思っています。行政職員としての経験をいかして、市民の行政への困りごとを受ける場を与えていただきました。センターや自治連携課のご指導、ご支援のおかげです。また、歴代の先輩相談員や同僚相談員、家族のおかげ。相談を受けたことを行政がすぐに対応してくれて解決したことを報告して、喜んでもらえた時がうれしい」と話した。
岩田副市長は「長年にわたり、市民と行政の架け橋となり、地域社会の発展に貢献していただいています。公平、中立の立場から住民の声に真摯に耳を傾け、身近な相談相手として重要な役割です。さらなる活躍を祈念しています」と労った。