
公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(土田雅人会長、東京都)は、男子日本代表のフォワードを対象とした合宿を、別府市の実相寺多目的グラウンドで行っており、6日午後5時15分から、メディアに練習公開を行った。7日午後6時から約1時間、一般にも公開される。
基本的な練習を中心に、ラインアウトからの流れなどを映像を使って何度もチェック。選手が積極的に動きの説明をしたり、意見を出し合う姿が多くみられた。
10月から11月にかけて、オーストラリア代表(世界ランキング7位)を皮切りに、南アフリカ代表(同1位)、アイルランド代表(同2位)、ウェールズ代表(同12位)、ジョージア代表(同11位)とテストマッチ5連戦が控えており、現在世界ランキング13位の日本としては、いずれも格上のチームに挑むことになる。2027年に開催される、ワールドカップの組み合わせも視野に入れ、少しでもランキングを上げたいところ。
一般に練習が公開される7日に37歳の誕生日を迎えるキャプテンのリーチ・マイケル選手は「(練習環境は)とても良い。一戦一戦、結果につながる準備をしていきたい。新しい選手、経験をつんだ選手もいて、形になってきていると思う。自分も若い選手には負けたくない」と話し、勝ちにこだわり、W杯へつなげたい思いを語った。
宮崎県出身の竹内柊平選手は「温かく迎えてくれてうれしい。設備もよくて、リカバリーの温泉も最高です。別府ではユニットメインの練習になると思いますが、世界に向けて切磋琢磨して、日本のレベルを上げていきたい」。伊藤鐘史アシスタントコーチは「別府の町の雰囲気が好きです。別府合宿では、絆を深めることやラインアウトのスピードを上げることなどをしていきたい」とそれぞれ話した。
別府合宿は9日までで、その後宮崎に移動してチームと合流する予定。