
補佐官に陣内教授(左)を委嘱した
別府市教育委員会は、教育DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するため、「最高教育AI責任者(CAIO)」を設置。長野恭紘別府市長を信任。陣内裕樹東京都立大学客員教授(別府市総合政策アドバイザー)を教育CAIO補佐官に委嘱した。
1日午後1時、市役所で信任式と委嘱式が行われ、寺岡悌二教育長がそれぞれに手渡した。
長野市長は「DXやAI(人口知能)がひと手間になってしまい、なかなか学校業務の効率化や個別最適な学びに結びついていかないという悩みがあると思う。私は専門家ではないが、推進役だと思っています。学校現場の先生の増え続ける負担をできるだけDXやAIを活用して減らしていくこと。子どもたちの個別最適な学びをしっかりと確保することを自分自身の目標に掲げて職務を全うしていきたい」と述べた。
陣内教授は「教育分野で教育長が首長にCAIOを信任するというのは、私の知る限り、全国で初だと思います。行政と教育委員会がしっかり連携が取れていると思う。DXやAIは大変なものではなく、先生が楽になるもの。新しいチャレンジに私も全力で協力したい」と話した。
