
山の手ひとまもり・まちまもり協議会(平松徹夫会長)はこのほど、NPO法人リエラの協力で防災教室を別府市立別府西中学校体育館で開催した。中学1年生と地域住民合わせて約145人が参加した。
平松会長が「地球温暖化が進み、豪雨災害が全国で発生しています。また、日本は地震も少なくない。地域で暮らす私たち一人ひとりが、いざという時に自分の身を守り、周りの人と協力して行動できる力を身に着けることがとても大切です。中学生の皆さんは、災害時には大きな力になります。防災意識を高め、地域の『助け合いの力』につながることを願っています」とあいさつ。
永松鎌矢リエラ代表理事が「災害と避難所」と題して講演。「災害には、台風や線状降水帯による大雨など予測が可能なものと、地震のように予測ができないものがあります。普段から心構えと準備を少しするだけで、実際に被災した時に大きな違いがあります」とし、避難所では、そこにある物を活用するなど工夫が必要なことを話した。
引き続き、グループワークが行われ、段ボールベッドやプライバシーテントなどの組み立てを体験した。生徒たちは、組み立てを体験することで「訓練しておいてよかった」「災害の時に自分が役に立てると思うと、自信にもつながった」などと感想を述べた。