
SDGsの17色を塗った
別府市農林水産課と大分県森林組合連合会が「森林環境譲与税活用事業 小学校における木育教室」を28日午後1時45分、市立春木川小学校(塩地美千代校長)体育館で開催し、5年生44人が出席した。同校では初。
講師は、同連合会総務部森林組合課の三代嵩文主事。
環境教育の推進のため、森林の果たす役割やSDGsについて学び理解してもらうことが目的。
木育授業では「大分県の森林について知ろう・ふれあおう」をテーマに行った。
大分県の面積の割合は「森林」が71%で、農用地と宅地、その他の土地を合わせた広さの2倍以上を占めている。別府市も半分以上の面積(62%)を森林が占めている。
またスギとヒノキの違いを、実際の葉を触って確認した。
植栽、下刈り、除伐、間伐、森林の6つの大きな役割などについて説明した。
工作授業では「SDGsのカラーコースターの作成」として、世界共通の17の目標として17色すべてに意味があるため、コースターも17色で塗れるようになっており、児童は丁寧に塗っていった。女児は「SDGsの7番目『エネルギーをみんなにそしてクリーンに』、10番目『人や国の不平等をなくそう』が気になりました。10番目はできそうだし、7番目を守るためにもゴミのポイ捨てをせずに空気を汚さないようにする。コースターは、自分のコップを置いて使う」と話した。
工作授業が終わると、別府市から各クラスの代表者らにプランターが贈られ、全員で三代主事にお礼の言葉を述べた。その後、全員で記念写真を撮影した。
木育教室は4年目で、令和4年度は3校178人、5年度は2校120人、6年度は3校148人、7年度は3校(春木川小は実施済、石垣・南立石両小は12月以降)が受講する。また市と同連合会は4~6年生を対象とした木工教室も行っている。
