
使った支援などについて話した
NPO法人マックネットシステム(武石好春理事長)は、26日午後1時、ビーコンプラザで「つながる未来TALKシンポジウム2025」を開催した。
武石理事長が「医療福祉連携強化事業、外国人支援事業などを行っています。外国の人たちは、言葉の壁や生活習慣の違いなどで行政や医療サービスを満足に受けられないこともあるのではと思います。安心して暮らせていけるように、別府市の発展のためにも率直なご意見をいただきたい」とあいさつ。
武田裕子順天堂大学大学院医学研究科医学教育学教授が「外国人対応で大切なこと~健康の社会的決定要因と『やさしい日本語』」と題して基調講演をした。「社会的背景によって生じる健康状態を『健康格差』と言われています。体も心も元気なだけではなく、社会的にも良くなければいけない。外国人対応で何語を使うかと聞くと、多くの人が『英語』と答えますが、英語が母国語の国はどれあるのか。なら、英語よりもやさしい日本語を使うこと。私たちは、普段から相手によって話し方を自然に変えていると思います。難しいことではない」とし、尊敬語や外来語を使わないことが、やさしい日本語につながることを説明。「大切なことは、相手を理解したい、伝えたいという気持ち」と話した。
引き続き、「在住外国人の生活支援と今後の課題」をテーマに、武田教授、穴見愛独立行政法人国立病院機構別府医療センター産婦人科部長、高坂亮佳宇佐市外国人総合相談センター長、塩地美千代別府市立春木川小学校長、甲斐しのぶマックネットシステム外国人支援部クレシタが登壇してパネルディスカッションが行われた。
