
潮流などについて講演した
令和7年度第2回別府市新湯治・ウェルネス推進市民会議が7日午後2時、市役所で開催された。21人が出席。
長野恭紘別府市長が「『新湯治・ウェルネス』が商標登録され、この言葉をブランド化していければと思う。温泉の効果をエビデンスをつけて見える化し、アクティビティを組み合わせ、九州単位で長期滞在が出来るようになれば。心と体が潤う旅、生活を提供するため、研究を進めているところです。観光の目的は、市民の幸せを実現するもので、手段として産業化することで事業者に稼いでもらい、財政を潤し市民サービスを向上していきたい。全体の産業としてみんなで推し進める空気が大切。しっかり進めていきたい」とあいさつ。
別府市新湯治・ウェルネスアドバイザーである武藤興子ヴィセラ・ジャパン㈱代表取締役が「WELLNESS~世界の潮流と別府の未来~」と題して講話した。武藤さんは「ウェルネスの定義は意外に難しい。何か1つではなく、多面的。世界のウェルネス市場は900兆円と言われており、数年後には、1350兆円ぐらいに伸びると言われています。ここ数年で一番伸びているのは、ウェルネス不動産。暮らすことがウェルネス体験になる時代になってきた。非日常と日常をつなぐとリピーターになりやすい」などと話した。
別府市の新湯治ウェルネス推進室が7月時点での現状を説明。今年中に基本計画を策定したい考えを示した。
