
別府市役所をスタートした
11月は「児童虐待防止推進月間」。子どもたちの明るい未来を表す、児童虐待防止の象徴カラー「オレンジ」を使った「オレンジリボンたすきリレー」が7日午前9時半、別府市役所からスタートした。今年で11回目。
毎年、別府市からスタートして、大分県庁まで啓発活動のために歩いている。子育てに関わる14団体約150人が参加した。
引田正信県社会的養育連絡協議会長が「11年前、地道なことでも続けることが大切とオレンジリボンたすきリレーを提言した光の園の松永さんが今年4月に旅立たれてしまい、悲しく、辛い出来事でしたが、何よりもこの運動を大切に思っている人でした。1日、元気に歩いてください」とあいさつ。
阿南雄二郎県ファミリーホーム協議会長が「私たちは、気持ちを1つにして広く県民の皆さんにこども虐待の防止とこどもの権利擁護を訴えていきたい。また、社会的擁護を担う児童福祉施設の職員や里親は、こどもの暮らしを守る最後の砦として、施設内虐待やこどもの権利侵害の廃絶を目指します」などと宣言書を読み上げた。衛藤祐治県養護施設協議会長が阿部万寿夫別府市副市長にオレンジリボンたすきをかけ、阿部副市長から先導を務める稲尾聡文NPO法人むぎの会理事長にのぼり旗が手渡された。
阿部副市長は「皆さんの熱意と行動が、すべての子どもが希望を持ち健やかに育つ『こどもまんなか社会』の実現に向けて、大きな力となることを確信しています」とあいさつ。
その後、のぼりを持って市役所を出発。大分県庁まで約14㌔㍍をみんなで歩いた。
