家庭訪問型子育て支援ホームスタート

2人に修了証が手渡された

 家庭訪問型子育て支援「ホームスタート」事業の令和7年度ビジター養成講座修了式が11日午前11時15分、おひさまパークで行われた。3人のうち2人が修了を迎え、残る1人も来年1月に修了を迎える予定。
 同事業は、子育てに困りを感じているが、回りに相談する人がいなかったり身内がおらず孤立してしまう家庭を支援するもので、「ビジター」と呼ばれる人が家庭を訪問して、話を聞く「傾聴」と一緒に買い物に行ったりご飯を作ったりする「協働」を中心に、子育て家庭に寄り添った支援をして、社会とつなぐ役割も果たす。別府市では、「ホームスタート・にじのひろば」(村田広子代表)に委託をしている。
 村田代表が2人に修了証を授与して「今年から8日間の講座を6日間にし受講生が頑張りやすくしました。ピュアフレンドとして、寄り添える支援を学んだと思います。ビジターがいてくれて、事業が継続できています。ママたちが元気になって、自信を持って、もともと持っている力を引き出せるこの事業は素晴らしいと思います。これからも、力を貸してください」とあいさつ。
 来賓の穴見雄一市子育て支援課長は「困りを抱える家庭を支援してもらい、『こどもまんなか社会』の実現のため切れ目のない支援をしていきたい」。土谷修ホームスタート九州エリア協議会長、上本満里子にじのひろばホームビジター代表がそれぞれ祝辞を述べた。
 修了式終了後、先輩ビジターと交流会が行われ、これまでの活動で体験したことを聞き、疑問に思うことなどを質問したりして、ビジターとしての第一歩を踏み出した。