
神谷船長(右から4人目)ら

寄港をした飛鳥Ⅲ
クルーズ客船「飛鳥Ⅲ」(5万2200㌧、全長230㍍、幅29・8㍍、日本船籍)が11日午前8時、別府国際観光港第4埠頭に寄港した。釜山港に向けて午後5時、出港した。
乗客らは、バスで別府市内の観光地などを巡るツアーに出た。ツアーに参加しない乗客は、シャトルバスやタクシーなどを使って市内などを巡った。
前回8月14日に初入港した際、悪天候でセレモニーができなかったため、今回、入港記念式典を午前9時ごろ、同所で行った。
大分県国際観光船誘致促進協議会長の長野恭紘別府市長が「別府は温泉地で、世界一の温泉で泉質も七種類あります。食も豊かで海と山の幸、そして1300年の神仏習合文化の宇佐や国東、サルで有名な高崎山、湯布院があります。歴史や伝統や文化が豊かな大分県なので、ぜひ別府を始め大分県の素晴らしさを堪能してください」とあいさつ。
長野市長と神谷敏光船長が港章を交換した。また、長野市長が神谷船長、小野正明別府市議会議長が竹下英世機関長、高野信一公益社団法人ツーリズムおおいた専務理事が水村和弘ホテルマネージャーに記念品を贈呈した。続いて、ミス別府の黒田知里さんが船側出席者一人ひとりに花束を贈呈した。
最後に、神谷船長が「今回、温かな歓迎セレモニーを催していただき、ありがとうございます。今朝は町中でモクモクと立ち上る湯けむりを見ながら、私が好きな港のひとつの別府港にゆっくりと入ってきました。飛鳥Ⅲにとっても思い出に残るひとときで、貴重な寄港です。姉妹船の飛鳥Ⅱともども、別府市や大分県の皆さまと深い交流をしていきたいと思います」とあいさつした。
記念式典終了後、希望した関係者が飛鳥Ⅲの船内を見学した。
