亀川で「ホタルの放流会」実施

子どもや保護者がホタルのために、
冷川を清掃した

 亀川の自然環境を守る会、北部ひとまもり・まちまもり協議会は「冷川のホタル放流会」を9日午前9時、(株)オー・ビー・シー駐車場で開催し、子どもや保護者ら19人が参加した。
 冷川のホテルは昔、多く飛んでいたが、開発が進み姿を見ることがまれになり、1、2匹まで減った。亀川の自然を守る会(現亀川の自然環境を守る会)が冷川をキレイにし始めて、やっと夏の観賞会では300匹を超えるホタルが舞うようになった。これを10年後、20年後、今の子どもが大人になったとき、多くのホタルが見られるようにしたいと考えている。
 まずはホタルの住処の清掃として、冷川の草刈りなどを実施。
 熊本に8つあるホタルの保護団体の中の1つの方平ホタルの会に所属している天明環境保全隊ホタル部会の益田銀河さん(建築塗装益田美装専務)が特別講師を務め、ホタルの生態や一生などをクイズを出したり、写真や動画を使って説明した。
 続いて、ホタルの幼虫放流では、益田さんが今年、冷川のホタルの成虫を持ち帰り卵を生ませて孵化させた幼虫を里帰りさせた。
 終了後、カレーライスが無料配布され、交流を深めた。