
講演した永松氏
大分みらい信用金庫の顧客でつくる「みらいしんきん同友会」が、創立50周年プレ事業として13日午後6時、大分市のiichiko音の泉ホールで講演会を開催した。
高橋護代表幹事が「同友会は、24支部1500人余りの会員で構成されています。業種を越えて、共に手を携えて来年の50周年を目指したい」とあいさつ。
永松茂久株式会社人財育成JAPAN代表取締役が「『人は話し方が9割』の奇跡~大分県中津市で生まれた物語~」と題して講演をした。永松氏は中津市出身で、たこ焼き屋を目指して上京して学び、大分に戻ってたこ焼きの行商をしながら「ダイニング陽なた家」を開業。その後、執筆活動や出版の仕事を始めて「人は話し方が9割」が令和で最も売れているビジネス書となっている。
永松氏は「ここは、実業家の齊藤一人さんと出会い、ターニングポイントになった場所。いつか自分もこういう所で講演をしたいと思っていたので。夢は叶うのだなとしみじみ感じている。僕は、人と人のつながり『縁』を大切にしている。何のために、誰のために働いているのかが明確になると、人生の中に大きな軸ができる。会話上手になるコツは、聞き上手になること。笑顔でうなづき、肯定的な言葉を言うこと。僕も齊藤さんにそれを言われた時は『は?』と思ったが、続けていると従業員が元気になった。否定のない空間にいると、人は意見が出せるようになる。僕は『縁型』の人生を送っていると思う。目の前にいる人を大事にし、自分が目の前にいる人のために何ができるのかを考えることが大切だと思う」などと話した。
