大分県が地域課題解決型モニターツアー

自分たちで味噌づくりに挑戦した

 大分県は「地域課題解決型ワーケーションモニターツアー」を18日から21日まで、別府市で実施している。
 令和5年度から、テレワークの導入や地域課題の解決を目指す都市圏企業などを対象にモニターツアーを行い、「転職なき移住」を推進している。3回目となる今回は、日田市、佐伯市、臼杵市、豊後大野市、日出町の5市1町ですでに実施しており、別府市が最後。
 別府市では、湯治ぐらし株式会社が運営する「七日一巡り」で宿泊しながら温泉、食、運動を要素としたウェルネスプログラム、参加者同士や地域の人との交流、暮らしの体験を通じての心身の変化を感じてもらっている。4社から5人が参加。
 19日午後1時半から、「食プログラム」として「世界に一つだけの手前味噌づくり」を実施した。湯治ぐらしの菊地あゆみフードアドバイザーが講師となって、米麹と麦麹を使った合わせ味噌を作った。菊地さんが「味噌づくりは寒いこの季節に行うもので、梅雨明けぐらいまでじっくり寝かせます。その間、袋を開けるとカビの原因になったりするので、絶対に開けないこと。味噌には、タンパク質やビタミン、ミネラルがあり、体に良い。同じように作っても、同じものは出来ないので、味くらべをするのも楽しい」と話した。
 参加者は麹を混ぜ合わせ、塩大豆を混ぜ合わせた。しっかりまぜないと発酵がうまくいかず、容器に空気をいれないようにしっかりと詰め込まないと痛む原因となる。「これはキツイ」「腰が痛くなる」と言いながらも、力を込めながら詰め込んでいった。菊地さんが作った味噌だねを使った味噌汁をみんなで味わい「美味しい」と笑顔を見られた。
 20日はみんなで自炊したり、運動プログラムを行い、最終日は温泉プログラムと計測カウンセリングを行った。