

内竈堂面棚田を守る会(恒松恵典会長)は「内竈自治会堂面棚田文化祭」を19日午前11時、内竈地区公民館グラウンドで開催し、多くの人で賑わった。
開会式典で主催者の恒松会長が「ちょっと寒いけど、良い天気に恵まれて、これも皆さんのおかげだと思っています。先日、全国棚田サミットがあり、堂面棚田でお客さまを迎えて、さまざまなイベントをしました。来年は静岡県沼津市に行きます。溝部学園の生徒さんがじゃこ飯などを作ってくれていますので、無料でお配りしますので、きょうは楽しんでください」とあいさつ。
感謝状贈呈式があり、恒松会長が書いてオリジナルのドライフラワーアレンジメントをした世界にひとつしかない感謝状が同氏から二宮徳夫さん、佐藤ていさん、吉野勝美さん(欠席)の3人に贈られた。また2人には、ひめやま幼稚園児が花束を渡し、お祝いに華を添えた。
来賓の山内弘美市長公室長が市長のメッセージを代読し、寺岡悌二別府市教育長があいさつした。また嶋真由美さん(嶋幸一県議会議長代理)、溝部佳子・別府溝部学園副理事長が紹介された。その後、溝部副理事長が御祝儀舞として「鶴亀」を舞った。
ステージ前で、ひめやま幼稚園児らが登場して「手のひらを太陽に」を歌い、別府の地獄を紹介するダンスを披露した。保護者は写真や動画を撮影し、終了後は来場者から大きな拍子が贈られた。
終了後、別府溝部学園高校食物科が調理した内竈の米と別府湾のちりめんを使ったじゃこ飯、内竈の野菜を使った豚汁が250食分が振舞われた。食べた参加者は「美味しい」「作った高校生の愛情が伝わってくる」「風が冷たいので、豚汁の温かさが良い」と話した。同校看護科の生徒が「血圧測定」を行った。
ステージでは、生け花、神楽、変面ショーなどもあり、大いに盛り上がった。
また会場には堂面棚田の新米や野菜などが販売されており、多くの人が列を作っていた。
