
令和7年第4回別府市議会定例会が2日午前10時、開会した。
定例会では、市執行部が令和7年度一般会計補正予算、特別会計補正予算の予算関係5件、条例関係14件、その他12件の計31件を上程した。
長野恭紘市長が提案理由の冒頭、大分市佐賀関大規模火災の多くの被災者にお見舞いを述べた。別府市は心と体を癒してもらうため、移動式温泉施設「幻想の湯」を避難所の佐賀関市民センター駐車場で運営し、入浴支援を実施していることや第30回全国棚田(千枚田)サミットin別府、「新湯治・ウェルネス」の商標登録完了などについてもふれた。
令和7年度一般会計補正予算として20億2800万円の増額とし、補正後の予算額は696億3310万円。
主なものとして▽総務費=令和8年度も継続して給食費の保護者負担を軽減するため、当該事業の財源として競輪事業収入を活用することに伴い、財政調整基金積立金の追加額を計上。また湯のまち別府ふるさと応援寄附金の増加が見込まれることに伴う、関係経費の追加額を計上▽教育費=美術館の貴重な作品の収蔵スペースを整備し、美術館機能の拡充を図るための経費を計上―とした。
特別会計補正予算は720万円の減額で、補正後の予算額は303億6772万5千円で、一般会計と同様に、給与改定などに伴う職員人件費の補正を各特別会計で計上―とした。
競輪事業会計では、売上金の増加が見込まれること等に伴い、収益的収支及び資本的収支に係る関係経費の補正とした。
条例の関係は「別府市議会議員及び別府市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例及び別府市議会議員及び別府市長の選挙におけるビラの作成の公費負担に関する条例の一部改正」「住居表示の実施に伴う関係条例の整備に関する条例の制定」「別府市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例等の一部改正」などを説明した。
今日以降の会期日程は、次のとおり。(敬称略)
▽5日=議案質疑、委員会付託▽8日=委員会審査(常任委員会)▽9日=一般質問(泉武弘、美馬恭子、中村悟、森大輔、阿部真一)▽10日=一般質問(石田強、穴井宏二、小野佳子、塩手悠太)▽11日=一般質問(谷口和美、日名子敦子、重松康宏、三重忠昭)▽17日=各委員会委員長報告、少数意見者の報告、討論、表決
