別府競輪選手が上人小で授業

エアロバイクで
「ケイリンチャレンジ」でレース体験

 別府競輪と日本競輪選手会大分支部は、プロスポーツふれあい事業を11月25日午前9時40分、市立上人小学校の6年生を対象に行った。
 競輪選手が学校を訪れて、子どもたちにプロスポーツを身近に感じてもらい、楽しさや魅力を伝えるのが目的。
 旧別府商業高校の先輩、後輩の小原将通選手(38)と山崎翼選手(36)がキャリア授業を実施。小原選手は「友だちのいとこが競輪選手で、カッコいいなと思って、目指しました。好きなことが出来て、CMにも出られて、町で声をかけてもらうこともある。応援してくれる人がいる中でやれるのはうれしい」。
 山崎選手は「高校の進路で迷っていた時、自転車の部活があると聞いて、決めた。1人でも多くの子どもに魅力を知ってもらい、将来、選手になってくれる人が増えれば」とそれぞれ話した。バンクを走る時は、時速70㌔ほどの速さだと話し、山崎選手が実際にローラーの上で走ってみせた。そのスピードに子どもたちから歓声が上がった。
 また、エアロバイクをこいで発電し、模擬レースを行う「ケイリンチャレンジ対決」を開催。子どもたちは、負けまいと全速力でこいだ。最後は小原、山崎両選手と先生が宿題をかけて勝負。山崎選手が1着になり、盛り上がった。
 坂本一虎さん(12)は「将来のことは決めていないけど、話を聞いて、競輪選手も選択肢の1つだと思った。毎日の練習とか大変そうだけど、1回のレースの賞金を沢山もらえるのはすごいと思った」と話した。