別府市は、国の経済対策に係る補正予算を踏まえて、物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金などを活用して物価高騰の影響を受けている市民を支援する。
県内では最大のプレミアム率50%の「物価高騰対策エール券」を発行する。これまでもプレミアム商品券を発行してきたが、今回の販売対象は、別府市民のみ。プレミアム率を上乗せして、1冊7500円(500円券15枚綴り)を5千円で販売する。一般商店専用500円券9枚、大型店・一般商店共通500円券6枚。
販売総数は40万冊で、紙商品券と電子商品券を各20万冊ずつ販売する。来年2月中には、予約方法や販売方法などを記載したチラシを全戸配布。3月上旬からインターネットと電話で受け付けを行う予定。事前に希望冊数を申し込んでもらい、全市民が購入しても1人3~4冊は購入できるようにした。購入者が少ない場合も想定し、1人当たりの購入限度冊数は10冊としている。
今後、別府商工会議所と連携して登録事業者を募集する。前回は1300店舗が登録した。販売個所も前回は3カ所だったが、増やすことも視野に検討をしているという。販売開始は4月中旬を予定しており、使用期間は販売開始から7月末まで。事業予算は12億1429万1千円で、財源は国庫支出金と大分県支出金。
また、指定ごみ袋を配布。可燃用の大3袋、小6袋、大2袋・小2袋の3つの中から選択してもらう。さらに、燃料価格高騰対策として、運送事業者に補助金を交付する。
子育て応援手当事業として、18歳以下の子ども1人につき2万円の現金給付を行う。対象となるのは、令和7年9月分の児童手当を別府市から支給された0~18歳(高校3年生まで)の児童と令和7年10月1日から令和8年3月31日までに出生した子どもで、支給総額は、3億1200万円。
