
初めてのコンサートが開催された

議場見学も行われた
別府市議会(小野正明議長)は、23日午後0時半、本会議場で「議場クリスマスコンサート&議場見学with別府市民フィルハーモニア管弦楽団」を開催した。初めての試みで、約120人が参加した。
議場では、市議会議員がサンタクロースの帽子やトナカイのカチューシャをつけて、来場者を案内。
小野議長が「市議会の歴史をさかのぼると、大正14年に『日本のアンデルセン』と呼ばれた、児童文学者の久留島武彦氏を招いて議場で日本で最初の『アンデルセン祭』を開催し、子どもたちを喜ばせたという当時の新聞記事が残っていました。市議会では、開かれた議会の実現を目指し、市民の皆さんに様々な手法で議会に関心を持ってもらいたいと取り組みをしています。その取り組みの一環として、議場で初めてコンサートを開催します」とあいさつ。
別府市民フィルハーモニア管弦楽団の坂本菫さん(バイオリン)、新居さくらさん(同)、野上季美子さん(ビオラ)、白沢あいりさん(チェロ)が登場。「あらののはてに」「クリスマスメドレー」「メサイアより『ハレルヤ』」など6曲を演奏。訪れた人たちは議員席や傍聴席から演奏に耳を傾け、時折体でリズムを取りながら、楽しんでいた。アンコールでは、ルロイ・アンダーソンの「ワルツィング・キャット」を演奏して締めくくった。
コンサート終了後には、議員が議場や委員会室を案内。参加者は議長席に座って「こんなに見晴らしがいいんだ」と驚いたり、市長ら執行部の席に座ったり、議会の役割などについて話を聞いた。
