馬場老人クラブ遊友会の誕生会

幸田俊光別府警察署生活安全課長が講演した

 馬場町老人クラブ遊友会(永尾福康会長)の「12月誕生会」が21日午前10時、同町公民館で開催し、約40人が出席した。
 永尾会長から紹介された幸田俊光別府警察署生活安全課長が「特殊詐欺防止について」をテーマに講演した。
 今年に入り、特殊詐欺(SNS型投資・ロマンス詐欺含む)被害額は約2億円。数十人が被害に遭っている。
 「自分はだまされない、まさか自分がだまされるとは、と思っている人が被害に遭っている。ここに出席した人は、家族や周囲の人に今日覚えたことを伝えていってほしい」と話した。
 現金を振り込んでしまうと、すぐに引き出されるため、取り返すことはほぼ不可能なので、振り込む前に家族や警察(110番通報もしくは別府警察署電話21・2131)に相談を呼びかけた。
 「毎日、特殊詐欺の相談などの通報があります。なので、警察に相談することをためらわないでください」と述べた。
 詐欺のキーワードとして「サイト料金の未納」「還付金がある」「電子マネーで支払う」「逮捕する」などを挙げ、キーワードを覚えておくことで「特殊詐欺を見破ったり、これはおかしいのでは」と感じることができる。
 幸野課長が「実際に会っておらず、SNSのみのつながりの人にお金を振り込まない。振込先が口座名が個人のときは非常に怪しい。また外国に知り合いや身内がいない人は、電話番号の最初に+(プラス)のついた国際電話は出ないように。国際電話不取扱サービスがあり、ウェブ、電話からできます。手続きが難しいと感じる人は、別府警察署(電話21・2131)か最寄りの警察署に連絡してほしい」と説明した。
 講演会終了後、永尾会長があいさつし、9~11月の行事報告、12~来年1月の予定を報告。誕生会では、筌口真佐子さんが舞踊、お屋敷小唄・松尾和子と和田弘とマヒナスターズの伴奏によるボケない小唄で盛り上がり、10~12月に誕生日を迎えた会員が紹介された。
 誕生日を迎えた参加者は弁当とお祝い品をもらい解散した。