別府市役所で仕事納め式を実施

長野市長が1年を振り返り
あいさつをした

 多くの官公庁などで26日、仕事納め式が行われた。別府市は午後4時、市役所で特別職や部課長ら約80人が出席して仕事納め式を行った。
 長野恭紘別府市長は「それぞれの持ち場で思い思いに考えるところはあるかもしれないが、市政としては、充実した様々な成果を勝ち取ることができた1年だったと思う」と労い、1年を振り返って「大阪・関西万博があり、別府市からも補助金を出し、約900人の児童・生徒が参加してくれた。印象に残っているのは、湯けむりライドシェアGLOBALのスタート。国土交通省の中でも高い評価をいただき、成功モデルとして全国で別府の話が出ており、誇らしい思い。SHONINパークも難産でしたが、市民や観光客に楽しんでもらえる賑やかな施設になったと思う。また、長年の懸案事項である楠銀天街のアーケードの撤去と市道の整備をしました。就任して地元の皆さんと話した時、アーケードは課題であり誇りであるという答えが返ってきた。地域住民にとっても複雑な思いがあったと思う。新湯治・ウェルネスも商標登録をし、ブランドになりつつある。ブランドになるかどうかは私たちの行動にかかっている」と述べた。
 その上で「物価高騰も進み、市民生活が苦しいことには変わりないが、今と未来に対応することが必要。適応、即応の力が別府市役所にはある。加えて、情報収集能力がこれからは問われてくると思う」とあいさつ。
 来賓の小野正明市議会議長が「日々の行政サービスはもとより、様々な課題や要望などに真摯に向き合い、誠実に職務を進めてきた皆さんの努力が市民の安心と信頼につながっている。地方自治体が果たす役割は、これまで以上に多様化し、複雑化しています。そのような状況の中、本市が安定した行政運営を続けることが出来ているのも、市民の幸せのためあらゆる分野で尽力いただいた、皆さんの努力と使命感によるものがある。市議会としても働きやすい環境づくりと市民に寄り添った市政の実現に向けて引き続き責任を果たしていく。心身の健康に留意し、来年も引き続き、市民の安全、安心、幸福を守るため、日々の業務に取り組んでもらいたい」と述べた。
 職員の休暇を分散し、所得しやすくするなどのため、仕事始め式や新年互礼会は1月8日に実施する。業務や窓口は1月5日から始まる。