3月1日から春季全国火災予防運動

期間中は、消防署・消防団の消防車による広報活動を行う

 総務省消防庁は「令和2年春季全国火災予防運動」を3月1日から7日までの7日間、開催する。2019年度全国統一防火標語は「ひとつずつ いいね!で確認 火の用心」。
 火災が発生しやすい時期を迎え、火災予防意識の高揚を図るとともに、火災の発生を防止し、高齢者を中心とする被害を減少させ、財産の損失を防ぐことが目的。
 重点目標は①住宅防火対策の推進②乾燥時及び強風時の火災発生防止対策の推進③放火火災防止対策の推進④特定防火対象物等における防火安全対策の徹底⑤製品火災の発生防止に向けた取組の推進⑥多数の人が集合する催しに対する火災予防指導などの徹底⑦林野火災予防対策の推進―の7点。
 期間中、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、例年行っているミス別府の一日消防長委嘱、保育園児・幼稚園児の街頭啓発活動などを中止した。そのため、市消防署や市消防団の消防車による市内全域で防火広報活動、防火のぼりや防火懸垂幕を掲示し、防火意識の向上に務める。
 防火の基本は、「家庭から」なので、住宅防火いのちを守る7つのポイントとして①寝たばこは絶対にやめる②ストーブは燃えやすい物から離れた位置で使用③ガスコンロなどのそばを離れるときは必ず火を消す④逃げ遅れを防ぐために、住宅用火災警報器を設置する⑤寝具、衣類、カーテンからの火災を防ぐために防炎品を使用する⑥火災を小さいうちに消すために、住宅用消火器などを設置する⑦お年寄りや身体の不自由な人を守るため、隣近所の協力体制を作る―を挙げている。
 また、住宅用火災警報器は定期的な点検をし、センサーの経年劣化や電池の寿命により設置から10年が交換の目安となっているため、交換を勧めている。
 別府市消防本部予防課は「昨年7月に発生した京都市伏見区の爆発火災を受け、同様の事案の発生を抑止するため、消防法が改正されて2月1日から、給油所でガソリンを携行缶で購入する人に対して、運転免許証などの掲示で本人確認、使用目的の確認、販売記録の作成を行うことが義務付けられています。ガソリンの適切な飼養を徹底するため、皆さんのご理解とご協力をお願いします」と話している。

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