別府市の公共交通活性化協議会

2つのライドシェアの
実証運行延長を承認した

 令和7年度第6回別府市公共交通活性化協議会(会長、阿部万寿夫副市長=24人)が10日午後3時、市役所で開かれて3月で実証運行期限の「湯けむりライドシェアGLOBAL」について、1年延長することを決めた。
 阿部副市長が「外国人観光客は、今後も増加が予想される。市民や観光客が誰一人不快な思いをせず移動できるようにしないといけない。活発なご意見をいただきたい」とあいさつ。
 議事では、GLOBALの現状について説明。昨年4月28日から今年1月21日までの運行実績は、1日平均41・5件の乗車があり、売上は3408万2千円。当初は、外国人観光客対策としてはじまったが、現在は国内客の利用の方が多くなっている。朝の時間帯の利用は少なく、午後3時、2時、1時台の利用が多い。
 今後、外国人客が増えることが予想され、国際クルーズ客船の寄港もあることから、引き続き時間帯や、エリアごとにタクシー不足を補完する機能について検証する必要がある、として延長を提案した。
 委員からは「元来、インバウンド対策でいれたものに対して、29・4%とは低い数字だと思う」「今のやり方が本当に良いのかをきちんと見ていかないといけない。違法ではないが、本来のやり方と違う」「朝は稼働台数が少ないから、利用も少ないのでは」など厳しい意見が出たものの、延長を承認した。
 また、「湯けむりライドシェア南部循環線」についても、令和6年から行っている実証運行をさらに1年延長するとの説明が行われ、承認された。
 さらに、協議会で審議する内容ではないものの、道路運送法の許可または登録を要しない運送の実施について、2つの地域での事業予定を報告。「地域住民から話が出た段階で、事前に話をすべき」「運行計画が知らない間に拡大したりすることがないようにすべき」などの指摘があった。市側は「地元の人が自分たちで運行したいという要望がある」としつつも「事業者の意見を地域団体にも伝えたい」と答えた。