
別府警察署(羽田優一署長)は20日午後1時30分、人命救助に功労のあった別府市大字内竈在住の漁業、脇公兒さん(67)=元別府消防署救助隊員=に感謝状を贈った。
今年2月4日午前3時30分ごろ、亀川漁港内で海に転落していた50歳代女性から助けを求められ、その女性を船上に引き上げて、人命を救助した。
感謝状を贈呈した羽田署長は「おかげさまで、尊い人命をなくさずに救うことができました。これからも地域社会への貢献などご活躍することを祈っています。今回の行動も、元救助隊員としての血が騒いだと思います」と述べた。
記念撮影後、脇さんは「女性が助かったのが、何よりも嬉しい。私が午前2時30分ごろから沖に網をしかけに行って、帰港し錨ロープを外しているところに『助けて』と声がした。船のエンジンがかかっていたので、なぜ声が聞こえたのか不思議に思った。続けてすぐに『助けて』と声がしたので、これは一大事だと判断した」
「漁船の明かりを点けたら、海面に女性の頭だけが出ていた。すぐに竹竿にライフジャケットを付けて、女性の近くまで伸ばして渡した。女性に竹竿を掴むように指示し、掴んだを見て自分の方に引き寄せた。近くのボートの近くまで引き寄せた後、今が海水温が一番低いときで低体温症になるのが心配だったので、ボート上に上げることを決断した」
「数回、挑戦したがボート上に上げられなかったが、最後は自分の全体重を倒れるように後ろにかけて、船上に上げた。その後、119番通報した。女性が『寒い』と言うので、船に乗せていた毛布を掛けて保温。消防車と救急車が亀川出張所から来たので、安心した」と述べた。
脇さんは、長年の救助隊・救急隊としての知識や経験が活きた形の人命救助となった。
