陸自41連隊に中村連隊長が着任

巡閲をする中村連隊長

 第29代第41普通科連隊長兼第32代別府駐屯地司令に中村英昭1等陸佐(50)が着任。18日、別府駐屯地で着任式が行われた。前任は、第1空挺団空挺教育隊長。
 巡閲を行った中村連隊長は「諸官らの勇姿をこのようにまざまざと見ているとうれしい気持ちと身が引き締まる思いでいっぱいです。また、故郷の大分県で部隊長ができることはこの上ない喜びである。我が国周辺の状況を見てみると、かつての冷戦以上の安全保障環境にある。そんな中において我々は訓練に訓練を重ね、装備を駆使し、いざという時はこの国を守らなければならない。私は前連隊長の統率方針を引き継ぎ『任務完遂』を統率方針とする」とした。
 その上で「我々の任務は、いつ、どこで、どんな任務を与えられる分からない。予見できないものに対し備え、これを完遂するのは並大抵のことではないし困難が伴う。よって平素から訓練によって練度を上げ対応していかなければならない。隊務全般は訓練主力で行う。すべての隊務において任務が完遂できるかという視点で見ていく。隊務すべてが教育訓練の為、あるいは任務完遂の為に運営をする」との方針を示した。
 また、「要望事項は『責任を果たせ』。1人でも欠ければ、1人でも任務が達成できなければすべてに影響を及ぼす。したがって責任をしっかり果たしてもらいたい。責任と言っているのはそれだけではない。家族としての責任も果たしてもらいたい。家族を大事にしてもらいたい。仕事は楽しくやらないとダメだと思う。君たちと一緒に汗をかく」と訓示した。

コメントを残す