

大分銀行頭取
大分銀行(高橋靖英頭取)恒例の経営説明会は、25日午後6時ビーコンプラザ国際会議場で開催、別府市、日出町から多くの取引企業代表らが集まった。
説明会冒頭に先の株主総会で承認を受けた高橋頭取はじめ全役員の横顔が紹介された。
この度、NO2の代表取締役には佐藤泰則氏が昇格、女性2人を含む監査役や全17人、うち6人が新任、あるいは昇任となり、30年までには3分の1を女性が担う旨を発表した。
以下は、高橋頭取の解説。
【ド地銀経営をつら貫き、バランスあるステークホルダー経営】
2026年3月期決算は、連結当期純利益105億円(前年比+30億円)と順調に成長。中期経営計画2024の最終年度目標100億円超を前倒しで達成。株主還元強化により総還元性向は33・7%(株主還元率)(自己株式取得10億円、1株当たり年間配当金を年間で60円増配110円↓170円)
2027年3月期決算は、5期連続の増益を予想。中期最終年度の連結当期純利益を130億円に設定し、更なる拡大を追及。株主還元も更に充実させ、一株当たり年間配当予想を50円に増配(株式分割5分割前ベースで、80円増配の一株あたり年間配当金250円に相当)。
「お客さま」と「地域」を徹底的にサポートする「ド地銀経営」を貫き、全てのステークホルダーの価値を高めていく「バランスあるステークホルダー経営」が大分銀行のブレない経営戦略。
■業績の推移
(2025年度)
▽預金等(平残)3兆6146億円、県内シェア55・5%。
▽貸出金(平残)2兆3656円、県内シェア46・3%。
【ステークホルダーの構成は】
▽未来世代▽お客さま▽従業員▽地域▽株主であり、常に「従業員」を中心に置いている。
【お客さまからお預かりした大切な預金が、地域の未来を動かす「原資」】
当行は「地域のパートナー」として、大分県、北九州、延岡の企業経営循環をお客さまと共に創り上げていく。
営業体制の再構築により、人材を充て直し、お客さまへ高品質なサービスを提供する基盤を構築していく。
経営課題の解決は行員の提供サービスに質向上、本部専門人材による課題解決力を強化する。
経営不安解消の伴走支援体制強化。
当行としては、強固な営業基盤の構築、人材の成長機会創出。
野村アライアンスにより、【金融商品仲介資産残高】は堅調に推移している。
お客さまの資産形成・資産拡大に向けて、金融商品仲介資産拡大への取り組みを継続。
お客さまの投資信託運用益プラス割合は、全国地方銀行 第3位の88・1%。お客さまの資産形成に貢献と自負している。
【地域の持続可能性を高めるための地域課題解決の本業化】
共感者・課題を集める。共感者とコミュニティ組織として面的課題解決を図る。課題解決を通じた価値提供成果の獲得をめざす。
「事例」豊肥地区における九州一のスポーツエリア構想を掲げ、更なる観光振興、観光資源・施設の不足に対応。
魅力・ポテンシャルを活かした“まちづくり”“地域活性化”の取組み推進
豊後大野市のスポーツ施設
竹田市の公共スポーツ施設
独自の文化発信による、地域社会の新たな価値創出と持続的な発展支援「別府アルゲリッチ音楽祭」「ウェンズデイコンサート」「府内戦紙」
また、スポーツを通じた地域振興として「べつだいウォーク」「大分トリニータへの支援」「ツール・ド・九州」「スパークルおおいた」
バサジィ大分、ウェルスパ大分、ジェイリースFCの各アスリートを応援。
地域の持続可能性を高める取り組みが、「ド地銀経営」の果たす役割として
「障がい者アート」「農業プロジェクト(大分トリニータ連携プロジェクト)」「金融教育」「チャリティー卒業コンサート」「基幹産業:造船会社などの作業支援」をあげていた。
【SDGs・地方創生】【半導体・デジタル産業戦略】
地域への取り組み~外部連携によるオープンイノベーション~
【医療・介護】株式会社フォレストホールディングス
【大分県民の「豊かさ」と「健やかさ」を両論で高める連携協定】両社の強みを活かした「本業+α」の価値創造。大分県内のWell―beingを高めるまちづくりへの貢献
【共同研究】国立大学法人大分大学(医学部付属病院)
【共同研究プロジェクト(持続可能な地域医療体制の実現)に関する覚書締結】将来予想の実施、地域医療機関の現状分析、経営改善、効率化支援策の検討等
【海外事業】JETRO(日本貿易振興機構)・大分県
【企業誘致に向けた覚書締結】企業誘致の開拓、海外企業に対する立地情報提供や進出サポート等。
2025年度の資本政策と株価パフォーマンスは、2年連続10億円規模の自己株式取得、1株当たり年間配当金を60円の大幅増配を行った。株式分割5分割、株主優待制度の導入を公表。
【大分銀行の歴史】
1893(明治26)年2月1日大分銀行創設
1922(大正11)年全国的な恐慌で13カ月間休業(井上準之助氏ほか、地域の方々のご支援により復活)
1993(平成5)年創立100周年を迎え、2026年2月1日創立133周年となった。
※高橋頭取は終始、地元の利益は地元に還元を貫き、株式では(東証プライム上場)機関投資家から、もっとスピーディーに幅広く株主の利益還元を求められるが、大銀ファンによる株主の増大をめざし、あくまで「ド地銀」経営に徹したい考え。地元客との間で生み出される義理人情の世界は「AI」に求める事が出来ない。当行の宝であり、その「感動をシェア」していきたいと締めくくった。
