
別府温泉発展の礎を築いた油屋熊八翁を偲ぶ「第68回油屋熊八翁碑前祭」が30日午前9時、別府公園で雨が降る中で開催され、約50人が出席した。
八幡朝見神社の神大和男宮司らが、神事を執り行った。
奉納吟を、岳星会の野田岳珠、久保岳恋の2人が吟じた。
長野恭紘別府市長(油屋熊八翁顕彰会会長)、岡原文彰宇和島市長兼宇和島市観光物産協会長、小野正明・別府市議会議長、西謙二別府商工会議所会頭、井出智昭第41普通科連隊長兼ねて陸上自衛隊別府駐屯地司令ら10人が玉串を捧げた。
神事終了後、長野市長が「油屋熊八翁の功績は日本観光を築くうえで大きな役割を果たしてこられました。当時、あのようなことをやられるということはチャレンジの連続だったと思います。大変な御功績だと今の世になって初めて皆さんの中で語られる。熊八翁のご功績をしっかりと引き継いで、これからも別府観光を始め、さらに繁栄させていかなければならない」とあいさつ。
来賓を代表して岡原宇和島市長が「熊八翁は、別府を日本有数の温泉観光地へと導いた偉人であり、そのご功績は宇和島市民にとっても大いなる誇りとするところ。熊八翁が大切にされた『人を喜ばせること』という精神は、時代を越えて受け継がれ、さらに本日の碑前祭を通じて、その精神を改めて顕彰し、思いを共有する機会が長く続いていることは両市におきまして大変意義深いことと感じています。街のにぎわいがさらに広がり、別府市がますます魅力溢れる場所として、発展すると確信しています。宇和島市におきましても、地域の歴史文化の保存発展に取り組んでおります。私たちも更なる地域の発展をめざし、魅力ある町づくりに尽力してまいりたいと考えています」と祝辞を述べた。
