社会福祉法人太陽の家（山下達夫理事長）は新歴史資料館「太陽ミュージアム」のオープニングセレモニーを３日午後２時、開催した。
太陽の家職員の佐藤直子さんが司会を務めて、オムロン太陽経営企画グループ人事チーム主査の江口恵美さんが手話通訳をした。
山下理事長が「大分県は、日本障がい者スポーツ発祥の地であり、太陽の家創設者中村裕は日本のパラリンピックの父であります。太陽の家は、年間９千人を超える人が訪れています。２０１７年から新しいタイプのミュージアムを目指して取り組んできました。『学ぶ』『体験する』『感動する』をコンセプトに、歴史、障がい者スポーツなどを体験できるようになっています。未来に向けた新たな希望、価値の生まれる場所にしたいと考えています」とあいさつ。
山下理事長から太陽ミュージアム創設に貢献した５社に感謝状が手渡された。
続いて、広瀬勝貞大分県知事が「ミュージアムは、太陽の家創設の精神と、輝かしい歴史を学び、未来へつなげるとともに障がい者の仕事やスポーツについて理解を深めて、障がいのある人が自分の可能性を見つける場であります」。
長野恭紘別府市長は「ここには、障がい者スポーツの父と呼ばれる中村裕先生の功績、障がい者スポーツ、仕事、暮らしなど歴史を学べる展示や体験するスペースがあります。心の福祉を育む場として活用したい」とそれぞれ祝辞を述べた。
遠隔操作ロボット（アバター）を通して、東京から日本パラ陸上競技連盟会長の増田明美さんがお祝いメッセージを述べた。
テープカットを山下理事長、広瀬県知事、長野市長、立石文雄オムロン株式会社取締役会長ら１１人が行った。
記念写真撮影後、太陽ミュージアム内を山下理事長らが出席者を案内し説明した。