株式会社竈地獄(宇都宮貴社長)は3日、別府市に対して6月27日の豪雨の影響で山側に隣接する市が管理する公園から多くの雨水が流れ、かまど地獄内に泥水や流水などの被害を受けたとして早急な対応と原状回復を求める要望書を提出した。
かまど地獄によると、27日午前11時半頃、宇都宮嘉彦会長が泥水流入のため、裏山側を見に行くと、上部から土砂崩れが起きていたという。園内に土砂や流水が入り込み、営業できる状態でなくなり、別府地獄めぐり組合に連絡をして営業を中止したという。
昨年も同様の被害があり、公園を管理する公園緑地課に改善要望をしたものの、放置していたことが原因として、施設の現状回復、休園に対する損害補償、以後発生する被害への補償の確約などを求めている。
これに対して橋本和久公園緑地課長は、「昨年被害の話を受け、公園に排水をするための工事をしていたが、新型コロナなどの影響で工事が遅れていた。29日に連絡をもらい、現地を見に行って、工事の見積もりなどをとって話し合っていたが、今後の対応は、協議をしていきたい」とした。