オンラインステイを実施

PCを使って行ったオンラインステイ

 西野口町の古民家ゲストハウス「InBloomBeppu」(花田潤也代表)は16日午後8時、Web会議ツール「Zoom」を使った新しい旅や交流の演出をするオンラインステイを始めた。31日まで。
 コロナ禍で甚大な被害を受けている観光業や宿泊業の新たな取り組みとしてオンラインを活用し、その土地の魅力を伝えるコンテンツが日本各地で増えている。別府市内では、初開催。オンラインで旅気分を味わってもらい、事前に送った別府の美味しいものやお土産を自宅に居ながら楽しむことができる。
 交流会は午後8時、花田代表、チェックインした5人らが参加した。
 始めにカメラを持った天野智さん(株式会社IDM取締役)がゲストハウスの外の光景を映し出して、玄関から入館。その後、部屋などを花田代表がInBloomBeppuの中を紹介した。InBloomBeppuは、満州で材木商を営んでいた廣瀬頼司氏が昭和16年に建てた別荘をリノベーションして再生させたもの。
 館内案内終了後、北海道や福岡県などの出席者はチェックインし、交流会がスタート。これまで行った旅先の話や地元の話で盛り上がった。
 花田代表は「別府市でオンラインステイを試みている宿はなく、当館が別府市では初開催。県外からなかなか来れない中、別府の魅力を伝える手段として、活用している。この取り組みが広がり、将来、オンラインステイをした宿に泊まりに来てくれたら嬉しい」と話した。

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