別府市北部コミュニティーセンターあすなろ館で「防災講話」が23日午後1時半、行われ、児童約30人が参加した。
講師は、大分県防災士アドバイザーであり防災士の甲斐正司さん。
「420年前に別府湾で地震と津波が起きた豊後大地震で、大分市府内では5千戸のうち200戸、別府市の浜沖(現浜脇)では1戸のみが残ったと、イエズス会のルイス・フロイスが報告している」と話した。また、阪神淡路大震災の被災状況などを動画を含めて説明した。
地震発生時、エレベーターの中にいたらすべての階のボタンを押し、停止した階で降りるようにする。津波は繰り返し来るので、一回来たらもう来ないと思わない。スマホなどが使えずに家族とは連絡が取れなくなるために、いざというときの備えとして家族間の連絡方法や避難場所などを話し合うことが大切。
最後に全員で「自分の命は自分で守るぞ」と大きな声で斉唱した。
望月優那さん(12)=亀川小6年=は「阪神淡路大震災は、まだ生まれていなかったが大変と思った。地震が起きたら、高いところに逃げるようにしないといけないと改めて思った」と話した。