べっぷ地獄めぐりでは、23日まで「2020夏休みファミリーサービス」を開催している。
鬼山地獄では、ワニの餌付けを行っている。これまで時間を決めて行っていたが、餌やりを見ようと人が集まり、密になることを避けるため、現在は、来場者の状況を見ながら不定期で実施をしている。
鬼山地獄には現在、3~51才のワニ3種類79頭がいる。暑さに強いワニとはいえ、連日の暑さにじっとしている時間も多く、水に入って涼んでいた。夜行性で昼間はあまり動かないということだが、餌の時間は別。餌は鳥肉や馬肉で、飼育員が餌のバケツを台に置くと続々と集まってきて、大きな口を開けて餌をねだる姿が見られた。餌を求めて移動する際に大きな水しぶきをあげて躍動感ある姿に訪れた人たちは驚いていた。また、噛む力も強いため、口を閉じ時には、ガコッという大きな音も聞こえ、迫力満点の様子を楽しんでいた。
関係者は「いつも餌やりの時は多くの人が集まり、どうしても密になってしまう。しかし、ワニの躍動感や迫力を感じてほしいので、餌やりは続けていきたい。来ても餌やりを見ることが出来るか分からないので、お客様には申し訳ないのですが、対策を工夫しながら楽しんでもらいたい」と話した。
他にも、血の池地獄では地獄の泥を使ったペインティングを楽しめる「血の池地獄泥書き」やオリジナルグッズがもらえる「べっぷ地獄めぐりスタンプラリー」も実施している。来園者にはマスクの着用をお願いし、ソーシャルディスタンスを保ちながら楽しんでもらえるように呼びかけ、新型コロナ感染予防の対策を実施している。