任期満了に伴い日出町長選挙が25日、告示された。正午時点で現職と新人2人の計3人が立候補届けを出した。
立候補をしているのは、届け出順に、本田博文氏(67)、今宮礼二氏(71)、清水博木氏(65)の3氏。
各候補とも、町内で出陣式を行い、5日間の熱戦がスタート。初日から精力的に町内を回り、支持を訴えた。
また、今回は、新型コロナウイルス感染症の影響で、感染予防のため握手をしないなど、それぞれ工夫をしていた。
本田 博文陣営(無、現)
現職の本田博文候補は、午前8時半から、大田公園で出陣式を行った。
土谷吾郎後援会長が「4年前に皆さんの絶大なる支持をいただき、町民の先頭に立って『住むなら日出町』として推進してきました。さらなる町づくりのため、皆さんの力で町政のかじ取り役に再び押し上げてほしい」とあいさつ。
広瀬勝貞県知事のメッセージが紹介され、県町村会長の藤本昭夫姫島村村長、永松悟杵築市長、土田亮治日出町議会副議長がエールを送った。
本田候補は「4年間、情熱とこれまでの経験と知識を出して先頭に立って取り組んできました。今回の選挙の争点は2つだと思います。1つは、知事メッセージにもあったように、時代の針を逆もどりさせてはいけない。もう1つは、頼られる役場づくり。勝つためには、皆さんの支援が何より重要です。全力で取り組んでいくので、引き続き、町政を担わせてもらいたい」と訴えた。
今宮 礼二陣営(無、新)
無所属で新人の今宮礼二候補は午前8時30分、日出町のケーズデンキ日出駐車場で出陣式を行った。
後援会長の堤弘幸さん、来賓の三浦正臣県議、池田淳子町議会議長がそれぞれあいさつした。
続いて、マイクを持った今宮候補は「後援会活動をしていた中で、住民の皆さんの声が行政に届いていないことに加えて、財政問題を中心に日出町の将来が大丈夫なのかと不安になる。現状の流れを変えてほしいという声を耳にした。何とかしないといけないという思いが強くなった」と第一声。
「職員の英知を結集して、議会の皆さんと相談しながら、しっかりとオール日出町の精神で行政を進めていきたいと考えている。今は、身の切る改革をしない、他市町村と共存をしないという時代ではない。戦略的な攻める行政が求められている。課題を一つひとつ町民と対話し、活力ある日出町を作り上げていきたい」と決意表明した。
清水 博木陣営(無、新)
無所属で新人の清水博木候補は午前10時過ぎ、日出町赤山の大田公園で出陣式を行った。
マイクを持った清水候補は「我々はアウェイで小さいチームですが、今から選挙戦の5日間で負けないように頑張りたいと思います。5日間で必ずや大逆転勝利をものにしたいと考えています」と第一声。
「日出町に骨を埋めようと考えてから、数カ月が過ぎて、この日を迎えました。我々のチームは小さなチームですが、本田さん、今宮さん両候補と互角に渡り合えると思っておりますので、この状況に臆することなく、正々堂々と戦いたいと思います。これから事故なく、違反なく、安全に戦っていきたいと思います」
「我々が勝利することが、すなわち日出町の皆さんの生活を良くし、日出町をもう一段上に押し上げる『プッシュ・ザ・リミット』、日出町の皆さんの生活、経済情勢を大幅に押し上げることを目標に選挙戦を戦っていく」と決意表明した。