別府市男女共同参画センター「あす・べっぷ」内にある入浴施設が10月から、一般に開放される。これまで、トレーニング室の利用者のみが使用してきた温泉で、泉質が良いと人気がある。
別府市は、公共施設のあり方を検討し、10月から料金改定をする。その際、これまで一部の人にしか利用されてこなかった、温泉を広く利用してもらう方針を打ち出した。
温泉は、トレーニング室に隣接してあり、トレーニングをした人たちが汗を流すために整備された。泉源の温度は55度とあまり高くない。単純温泉の弱アルカリ性。男湯は10平方㍍、女湯は8平方㍍。
「あす・べっぷ」には、研修室などもあり、県内から多くの人が利用する施設。また、周辺には、市美術館が併設されていることやしいきアルゲリッチハウス、ビーコンプラザといった文化施設が立ち並び、今後は別府公園文化ゾーンに新図書館の建設も予定され、市役所とも近い。多くの人が温泉を楽しむことが出来るようになる。
しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で、「密」は避けなければならず、利用者数を見ながら運営していくことになる。現在も、1日3回ほど脱衣所などの消毒作業を行うなど、予防対策に余念がない。
10月からの利用料金は200円。新しい別府温泉の楽しみが増える。