姉妹都市の英国バース市からエール

バース・別府友好協会メンバーが描いたアマビエのイラストを巻物にして別府市に届けられた

 別府市と姉妹都市の英国バース市から「コロナに負けるな!」という思いを込めた「絵巻物」が届き、3日午前11時、長野恭紘別府市長に披露された。
 別府市とバース市は平成28年度からお互いにテーマを決めて作ったイラストを絵巻物にして送り合う「絵巻物プロジェクト」を行ってきた。これまで、別府市からは南立石小学校、鶴見小学校、青山中学校が参加して、計4回実施した。
 今年は新型コロナウイルスの影響でプロジェクトを行うことが難しかったことから、このプロジェクトを行ってきたバース・別府友好協会(会長・ポール・クロッスリー議員、40人)が会員に声をかけ、日本で疫病退散の妖怪として知られる「アマビエ」をテーマに絵巻物を作ることにした。会員やその家族の多くが参加して、11枚のアマビエのイラストが完成。ポール会長も別府での思い出の写真を付けてイラストを描いた。それらを1つの巻物にして郵送した。
 友好協会の上野美千代さんとレザー・エドワードさんが別府市役所を訪れて、長野市長に絵巻物を手渡した。長野市長は「英国も新型コロナで大変だと思うが、後ろ向いてばかりいても仕方がない。とてもうれしい。別府からも子どもたちにイラストを描いてもらうなどしたい」とお礼を述べた。
 上野さんは「会えないけど、つながっていることを感じた。お互い頑張って乗り越えようという思いが伝わってきた。こういう時なので、オンラインで子どもたちがバースと別府にいても交流が出来るようなことがしたい」。エドワードさんも「別府にも協会を作って、スポーツや文化交流をしたい」と話した。
 別府市側もアマビエをテーマに子どもたちにイラストを描いてもらい、バース市に送りたい考え。

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