別府大学は2020年度秋季外国人留学生入学式を17日午前10時、同大学メディア教育・研究センター4階メディアホールで開催し、11人が出席した。入学者は31人(中国24人、台湾1人、韓国6人)だが、入国が出来なかった20人は15日に遠隔入学式を実施している。
留学生31人の入学を許可した飯沼賢司学長が「今年4月に学長指針として『だれもが尊厳をもって生きられる社会』を目指す大学教育を進めていくことを表明した。新型コロナウイルスの蔓延の中、身近なところでさまざまな差別が生まれています。真理探究の下では、人は自由であり、平等でなければなりません。世界に壁があってはなりません。そこでは、他人のおかれている環境、個人の個性や特性を認め、相手を思いやる優しさが大切です。お互いを尊重し合い、真理を目指す学びの中で切磋琢磨し、人間力を養うことを目指しています」と式辞を述べた。
新入留学生を代表して兪秦川(ユ・シンセン)さん(22)=中国=が宣誓した。
文学部国際言語・文化学科に入学した徐娜(ジョ・ナ)さんは「もっと日本語の勉強がしたい」と話している。