大分県立別府翔青高校は「未来探究ゼミナール」を21日午前10時35分、同高校情報棟1階パソコン教室で開催した。
経済産業省の「EdTech導入補助金活用事業」の一環として、JTBと連携した授業を行っている。同事業で、学校への導入に必要な経費の一部を補助し、自治体や学校の経費負担なく、AIドリル、プログラミング教材、STEAM教育(各教科の学習を実社会での課題解決に活かしていくための教科横断的な学び)のための探究教材などが導入されるよう支援している。
同高校は、同事業を活用してSTEAM教育のためにJTBが提供しているソフトウェア「観光予報プラットフォームDS」を使って授業を行った。全4回。最終的にポスターを作り、発表会などを行う。
21日は、ポスターを作るためのデータを探した。
講師は、JTB教育事業ソリューションセンターの青木直行さん。
はじめに、3~4人でグループを作り、その中で別府市の良いところや課題として「山側の道路整備が必要」「温泉がたくさんある」「別府に来る手段が少ない」などが挙がり、グループ毎にテーマを1つ、決めた。
続いて、青木さんがプロジェクターで観光予報DSの使い方を説明し、生徒はパソコンを使い、グループのテーマに沿ったデータを集めた。
中には現時点での別府市の年齢別人口を調べて、20歳~24歳の割合が多いことが分かった。生徒は「大学生が別府に来て、卒業したら別府から離れるから人口が減少しているのかな」と話していた。
今後は、グローバルコミュニケーション科と普通科の計4組がそれぞれ4コマの授業を行っていく。