昨年開催された、ラグビーワールドカップ2019日本大会の開催1周年記念に合わせたイベントに出席するため来県した、ロビン・ウォーカー英国ウェールズ政府日本代表と徳増浩司ウェールズ政府特使らが2日午前11時半、長野恭紘別府市長を表敬訪問した。
ウェールズは別府でキャンプを行い、ベスト4に残った強豪チーム。当時の別府市立石垣小学校6年生がウェールズ国歌を歌う姿が話題になった。ウォーカー代表は何度も別府市を訪れ、ラグビーをきっかけに、文化、スポーツなどで交流を呼びかけてきた。徳増特使は、当時は組織委員会のメンバーとして大会誘致などに尽力。誘致から大会まで16年にわたりラグビーW杯に携わった。大会終了後、自身もウェールズに住んでいた経験から、ウェールズ政府から世界で3人(うち日本人で唯一)の特使に選ばれ、ウェールズの魅力を伝える活動をしている。
長野市長は「大会前にはウェールズを訪れ、勉強させてもらい、我々なりに智恵をしぼった。コロナ禍で行き来は出来ないが、交流を途絶えさせることなく、オンラインなどを活用していければと思っています。グラウンドは大会後、トップリーグの合宿が次々と決まり、うれしく思っています」とあいさつ。
ウォーカー代表は「別府市民の皆さんが温かく受け入れてくれた。子どもたちの国歌を歌う動画は、ウェールズでも大人気です。今後、様々な交流をしたかったが、新型コロナの影響で出来なくなった。ラグビーだけでなく、交流をすることを考えていきたい」と述べた。
ウォーカー代表らは、3日に大分市で開催された県主催の「ウェールズ・大分友好交流1thアニバーサリーイベント」に出席をした。