「小さな親切」作文コンクール

小学生時代の体験談を書いた仲さん

 第45回「小さな親切」作文コンクールがこのほど行われ、別府市立青山中学校の仲ひなのさん(2年)が「小さな親切」運動本部で入賞した。仲さんは、大分県本部の選考で県議会議長賞も受賞している。
 コンクールは毎年開催されており、大分県内からは小学校の部に15校から313点、中学校の部に10校から452点の応募があった。その中から県本部の選考があり、優秀作品は全国へ送られた。
 仲さんは「心に残っていること」と題して、小学生時代に体験したことについて書いた。仲さんが小学3年生頃、暑い日にアイスを買いにスーパーに行き、1人でたくさんの買い物をしている女性を見かけ、気になったもののすごく暑かったので先にスーパーを出た。帰りながら女性の事を思い出し、引き返し、重い荷物を持って歩いている女性に思い切って声をかけたという。一度出て行って戻ってきたことを知っていた女性から「ありがとう。アイス買いに来たのに、溶けちゃうよ。ごめんね」と優しい言葉をかけれた体験をつづった。
 この体験から仲さんは「人を助けた分だけ自分にも助けてくれる人ができると今でも心の中に入っていて、とても大切な時間だった」と振り返り「今では困っている人がいたら、助けるように心がけている」と相手の立場に立って行動することの大切さについて書いた。

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