別府市教育委員会は、令和2年度チャレンジ子育て学級の1月講座を12日午前10時、初めてオンラインで開催した。講師は、立松洋子立松食育研究所長で、テーマは「おだんごチャンネル・食育~心によりそう料理づくり~」。
これまで対面形式で講座を開いてきたが、新型コロナの感染拡大に伴い、集まるということが難しくなったことを受けて、新たな講座の在り方として初めてオンラインでの講座にチャレンジした。
立松さんは長きにわたり大学や附属小学校などで食育を進め、別府大学在職中は、学生有志で「育ドル娘」を結成し、県内外で子どもたちへの食育活動を展開。今年3月に退官して動画配信サイトユーチューブで「おだんごチャンネル」を立ち上げて活動を続けている。
「大学を卒業する時に、食育の仕事をしようと思っていた。私は3歳の時から料理を始めたこともあり、3歳から小学6年生までの料理教室をしていました。見ていると、3歳児は物怖じせず挑戦するので、上手に出来たりするが、6年生にもなると、上手にやろうと考え過ぎて上手くいかないことがあると分かった」と小さい頃から体験してみることの大切さを語った。
また、郷土料理を作り、食べて伝えていくことの重要性についても話し、災害時にも使えるかさまし料理や和歌に合わせたメニューづくりなど、これまでの体験を話した。
受講生はパソコン越しに立松さんの話やアイデアを熱心に聞いていた。