春木川児童クラブ(平岡賢二会長)は防災訓練と防災講話を7日午後2時、春木川幼稚園内の同クラブで開催し、児童約30人が参加した。
講師は、中須賀東町在住の防災士甲斐正司さんが務めた。
初めに、地震が発生したと想定して、児童は机の下に隠れて頭を落下物から守った。
続いて、ホールに移動した児童に阪神淡路大震災の被害の大きさを映像で見た。
甲斐さんが「地震が発生したら、まず机の下に移動するなどして、身を守って下さい。あと火の始末も忘れずに。揺れが落ち着いたら、逃げ道を確保しましょう。家の中や外は、ガラスなどが散乱している可能性もあるので、スリッパ・厚手の靴下・靴をはくようにしましょう」と説明した。
エレベーターの中にいるときに地震が発生したら、すべての階のボタンを押し、停止した階で降りる。また、閉じ込められても無理に脱出しようとせず、非常ボタンで外部と連絡を取り、救出を待つことが大切という。
「もし、海の近くで地震があったら、『より遠く』ではなく『より高いところ』に移動しましょう。津波は、海岸に近づくと急に大きくなり、繰り返しやってくるので注意が必要です」と話した。
いざと言うときの備えとして、家族間の連絡方法などを家庭で話し合い、自分の命は自分で守ることの重要性を説明した。
支援員の長門千佐子さんが講評を述べた。
講話を聞いた三浦ひなのさん(10)は「防災バッグに非常食を詰めている。安心していたが、もっと気をつけないといけないと思った」と話した。