別府溝部学園高校普通科情報ビジネスコース3年の萱島和翔さん(18)が、日本情報処理検定8種目すべて1級合格・認定をする8冠を達成した。全国で35人、大分県内では萱島さんが唯一の「栄冠」に輝いた。
8種目は▽日本語ワープロ検定▽情報処理技能検定・表計算▽情報処理技能検定・データベース▽文書デザイン検定▽ホームページ作成検定▽プレゼンテーション作成検定▽パソコンスピード認定試験(日本語)▽パソコンスピード認定試験(英語)。
萱島さんが本格的にパソコンを扱い始めたのは、高校入学してから。1年生の12月に日本語ワープロ準2級の合格をしてから、8種目すべて1級合格を目指し始める。その後、ホームページ作成やプレゼンテーションなどをいきなり1級合格するなどし、3年生の昨年12月にパソコンスピード(英語)1級の認定を取得し8冠を達成した。
部活はコンピュータ部で月・水・金午後4時から同6時に、練習していた。部室には、3年前に8冠を取得した先輩の新聞記事が貼られており、負けず嫌いの性格から「どうせ取るなら8冠!」と決めたという。
「溝部学園高校は情報ビジネスコースがあったので、決めました。最初の合格は嬉しかった。親は、検定合格のたびに褒めてくれました。最後のパソコンスピード英文の認定が取れたときは、安心感がありました。次は、日本語ワープロ、情報処理技能検定・表計算、パソコンスピード・日本語の初段を狙います」と意気込みを語った。
卒業後は、大分市のKCS大分情報専門学校の大学併修AI・システム専攻に進み、国家資格の基本情報技能者、応用情報技能者などの取得を目指す。将来の夢は、システムエンジニア。