地域づくりによる介護予防活動表彰式

介護予防活動を元気に積極的に行っている個人と団体を表彰した

 大分県は、令和2年度の「大分県いきいき!地域づくりによる介護予防活動」の別府市の表彰式を17日午前10時、別府市保健センターで行った。例年、大分県元気アップ体操交流大会で表彰式を行っているが、新型コロナウイルス感染症対策で中止となったため、受賞者の市町村を回って表彰式を行っている。
 地域で介護予防の活動に積極的に取り組む個人・団体を表彰している。個人の部は「いきいき元気で賞」で、90歳以上で週1回の住民主体の通いの場に通っている人で、継続して3カ月以上「めじろん元気アップ体操」に取り組んでいる人を表彰するもので、今回は19人。
 団体の部は、週1回の住民主体の活動を4年以上継続している通いの場を表彰する「いきいきビッグ4year賞」12団体、週1回の活動の中で地域づくりに発展している通いの場を表彰する「いきいき地域で賞」4団体。
 別府市では、「いきいき元気で賞」に平川正芳さん、笠置トク子さん、駒場清楠さん、糸永コトエさん、南サツキさん、内山義久さん、吉田タツさんの7人、「いきいき地域で賞」に亀川四の湯町1区ふれあい会が受賞した。
 黒田光代大分県高齢者福祉課長が「大分県では、子育て支援満足度、障がい者雇用率、健康寿命の3つの日本一を目標に掲げています。人生100年時代に、元気で健康的に過ごすためには、適度な運動、栄養をしっかり取る、口内を清潔にする、社会とのつながりを持つことが、健康づくりに大事と言われています。通いの場への参加率は16・3%で、全国平均を上回り、全国1位です。高齢化率は九州で1番高い一方で、介護が必要な人が全国平均よりも低く推移している。皆さんが健康づくりに取り組んでいるおかげ」とあいさつ。1人ひとりに表彰状を手渡した。
 内山さんは「これからも頑張りたい」。駒場さんは「思いがけないことだが、これからもみんなとともに出来るだけ頑張りたい」。南さんは「1日1日を大切にして、健康に気を付けて楽しく生活していきたい」。吉田さんは「皆さんに迷惑をかけないように、元気に暮らしたい」。ふれいあい会の脇正会長は「週1回では足りないということで、週4回行っています。地区の高齢者と頑張っていきたい」とそれぞれ感想を述べた。