「みんな幸せ」目指し
「若い頃は、不真面目な組合員でした。集会をサボっては、当時の梶原書記長に怒られていました」と笑顔で話す。昨年11月に、執行委員長に選任された。
別府生まれの別府育ち。実家は元町のスナック「ブルーアンカー」を経営。「両親は大変な苦労をして育ててくれたと思います。当時のお客さんには今でも感謝しています」と振り返る。
立命館大学の産業社会学部に入学するも、1年で中退。その後、大分大学教育学部に入り、中学の社会科教師の資格を取った。
教員にはならず、平成7年に別府市に採用された。国民健康保険課を皮切りに、様々な課を回り、現在は職員課勤務。
30代の頃、仕事で悩んでいた時に元キャリア官僚の林雄介さんが書いた本に出会い、熱烈な読者に。「林先生の本に救われ、その後の組合活動につながったと思う」と話す。
平成26年に書記長になると、自治労の全国大会が別府市で開かれた。
長野市長は「究極の目標は市民の幸せ」というが、「そのためには、裏方で働く職員も幸せでなければいけないと思う。組合員1人ひとりが安心して働けて『みんな幸せ』を目指したい」と話す。
新型コロナウイルスの影響で、多くの事業が凍結される一方で、新たな業務負担も増えた。「過度な負担にならないように配慮をしてもらっていますが、心理的に暗くなってしまいがち。気持ちを盛り上げることを活動の中でやっていければと思います」。
また、組合活動も時代と共に変化をしている中で「良いものは残しつつ、時代の変化に柔軟に対応していきたい」と語る。
中学校の時から今も続けている卓球では、全九州市役所職員大会個人の部で過去6度の優勝経験も。全日本マスターズでは、ベスト8のランク入りを目指して、練習に励む。他にも、バイク、キャンプ、読書、スキンダイビング(素潜り)など多趣味。現在、楠町で一人暮らし。「良いご縁に恵まれることを願って、婚活中です。お嫁さん募集中です」と笑顔を見せた。