別府市議会副議長

議長補佐し円滑な運営を

小野 正明(おの まさあき)氏(63)

 3月の定例別府市議会で副議長に選ばれ、就任した。
 昨年からの新型コロナウイルス感染症の影響で自粛ムードが続いているが「コロナ禍でも、少しでも別府市が発展するよう、議会としてもやれることをやっていかないといけない」と話す。
 「松川議長を支えて、円滑な議会運営が出来るように、頑張っていきたい」と身を引き締める。
 別府生まれの別府育ち。県立別府鶴見丘高校卒、専修大学経営学部情報管理学科卒。東京で民間企業に就職をしたが、退職して地元に戻り民間企業で会社員として勤めた。その後、岩屋毅衆議院議員の秘書となり、25年間支えた。
 2016年に市議に初当選。総務企画消防委員会副委員長、観光建設水道委員会副委員長を歴任。
 これまで、温泉の維持・管理について執行部の考えを質すなどしてきた。「別府観光は温泉がないと生きていけない。共同温泉を含めて、維持、管理はとても重要だと考えています。赤字解消のため値上げなどをしていますが、市営温泉のあり方そのものを考える時期にきていると思います。大分県と温泉調査をしていますが、今の別府市の温泉課は温泉を維持するために、もっと全体のことを考えてほしい」と語る。
 「議員の仕事は、現場に行って、多くの声を聞くこと」と“現場主義”を掲げる。しかし、今はコロナ禍でなかなか難しくなり、「有権者との距離が遠くなっているように感じる」と言う。
 議員としての活動の他にも、現在、別府ライオンズクラブの会長も務め、命の大切さを伝える教室や薬物乱用防止教室など青少年の健全育成に力を入れている。
 趣味はサップ、フレスコボール、トレッキング。フレスコボールは、ビーチで行うテニスのようなスポーツで、大分県協会を作り会長に。家族は妻と1男2女に恵まれ、孫も3人。天満町で実母らと4人暮らし。