日出町が防災パトロールを実施

現地で説明を受けながら危険箇所をチェックした

 日出町は25日午後1時半、令和3年度の防災パトロールを実施した。昨年度は新型コロナウイルスの感染予防対策として中止にしたが、パトロール箇所を減らし、参加人数も減らして縮小して行った。大分県の関係機関と日出町の関係部署15人が参加。
 出発式で、本田博文町長が「今年は例年よりも早く梅雨入りをし、長期予報でも6、7月は雨が多くなっている。今後の雨に緊張感を持って対応できるように、専門的な見地からご意見をいただきたい」とあいさつ。
 新規で西の二区と三区の土砂崩壊の危険箇所、危険度Bの本町区の土砂崩壊危険箇所、危険度Cの佐尾区の日出神田池を訪れ、現地で関係課が説明を行った。本町区は過去にも崖崩れや地滑りなどで民家に被害が出ている。現在は工事が行われているが、擁壁は古く、木が生い茂るなどしている。日出神田池(ため池)は令和4年度に廃池となることが決まっており、現在は水が抜かれている。
 参加者は、危険が予測される場所を確認して回った。終了後、各箇所について今後の対応など意見交換を行い、新規の2カ所を「危険度B」とすることを決めた。危険度Bは、比較的被害の発生する危険度が高く、おおむね住家5棟以上もしくは公共建物に被害を及ぼす地域と規定されている。